仙台市国分町で、防犯カメラ存亡の危機
仙台市国分町で、防犯カメラ存亡の危機
<電線地中化思わぬ余波の工事費発生>
東北一の歓楽街、仙台市青葉区国分町地区の電線地中化工事の影響で、地区に設置された防犯カメラが存亡の危機にさらされています。
管理運営する地元組織が、カメラの移転費用を工面できないためです。
関係者は「街の安全を見守る目をなくすわけにはいかないし…」と頭を抱えているそうです。
<約1000万円をかけて10基を設置>
防犯カメラは、地元住民や防犯関係者でつくる仙台中央地区環境浄化対策協議会が2003年以降、約1000万円をかけて10基を設置したもの。
カメラの電源は地中化される電線から取っているため、配線付け替え作業などが必要となります。
青葉区国分町通(市道、約380メートル)の電線地中化工事は、市が07年10月に着工。
来年3月までに終わる予定になっており、今秋までに電源が確保できる場所に移転しなければ、機能しなくなるそうです。
<工事費用は約700万円>
協議会の見積もりでは、工事費用は約700万円で、電気代など維持管理のために用意している年間予算は50万円。
加盟企業の中には経営が厳しいところもあり、会費の増額は難しい。
協議会会長は「この不況下で、民間資金によるカメラ移転は絶望的」と嘆いています。
市にも支援を求めたが、財政難を理由に否定的な反応を示されたということです。
<防犯効果も大きく存続に期待>
県警によると、06年11月の殺人未遂事件や07年6月の強盗事件など、地区のカメラに録画された映像が、犯行の裏付けとなった重大事件はこれまでに3件あったそうです。
生活安全企画課は「カメラが設置された周辺では悪質な客引きが減少するなど、記録媒体としての役割以外にもさまざまな防犯効果がある」として存続に期待しています。
同会長は「お客さんが安心して街で遊べるよう、存続の道を模索したい」と話し、打開策を見いだそうと知恵を絞っているとのこと。
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